凹んでも桜が咲く季節。

資格・講座
03 /27 2013
進学進級、進路選択の季節。
春はうれしい一歩を踏み出す人もいれば、不安なままに苦しい一歩を踏み出す人もいます。私は、進路指導や就職支援、資格試験対策に関わる仕事柄、常に両者の傍にいます。言えることは二つ。「人間万事、塞翁が馬」☆ と「どんなことにも必ず終わりがくる」ことです。

入試や就職試験、資格試験は、あくまでチェックポイントです。
不合格は、誰もが楽しい経験ではありませんが、どうせ他者のレッテル(評価)です。

自分のレッテルは自分で貼りましょう。問題は、この難局において何を学ぶか、です。
合格した人は、次の問題が課されます。だから「塞翁が馬」なのです。

私はこれまでに、結構な数の資格を取得していると思います。そのほとんどは、一度で合格していません。
私が未だに毎年どれだけ失敗し、不合格をクラっているか、逐一知ったら驚かれることでしょう。

受験を終えての帰り道、自分のバカさ加減に腹が立って、泣きながら帰ったことが何度かありました。


それでも、一度で合格しない不器用な私だからこそ、その内容や意味、試験の意図を深く理解することができました。

そして、合格するために努力と苦労をしたからこそ、力がついたと思います。取得した資格は今、全てビジネスに活かせています。いわゆる、元をとっている、ということです。


入試や就職試験、資格試験はあなたの「これから」につながったり、実務の素になったりはします。
それでも私は、実務に勝る資格はないと思っています。自分でできてしまえば、他者のお墨付きがなくても、あまり気になりません。


入試や就職試験に落ちたからといって、あなたの良いところが消えてなくなる訳ではないのですよ。
他者の評価で、自分を損なわないでほしいと思います。


あなたがもしも、この春凹んでいるならば、どうか顔を上げて、自分の行く道を見据え、半歩でも前に進んでください。自信を失くしていて、踏み出す足がすくんでも、前進していれば「必ず終わりは来る」のです。


どうか顔を上げて、私たちがどんなに美しい季節の中にいるか見つめ、感じてください。

辛く苦しい時期であっても、今を楽しむ工夫はできると、私は信じます。


☆人生の吉凶・禍福は変転し予測できないこと。だから安易に喜んだり悲しむべきではないということ。
 ことが進んでみないと結果は分からないこと。

コメント

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NoTitle

凹んでいる者です・・・^^; この記事を読んで思わず涙が出ました。そうですね、おっしゃる通りですね。私も自分のバカさ加減に腹がたって、いやになってました。でもこの経験から何も学ばなかったら、それこそもっとバカですね^^; ありがとうございます! 

こちらこそ、ありがとう!

あなたは、おバカさんではありませんよ。賢者は、自分の愚かさを知っています。そして、自分の愚かさや未熟さを知っていながら、一歩前に踏み出すには大変な勇気が要ります。万能で完璧な人なんて、いないのです。そう見える人は、必ず努力しています。未熟な自分を成長させるために、努力できるか否か、です。

努力することは楽じゃないからこそ、私たちは助け合ったり、励まし合ったりしながら、苦しいプロセスをいかに楽しむか、考え工夫します。そこに人間の知恵と素晴らしさがあると、私は思っています。これからも楽しみながら、一緒に学びましょう!

HISADA KAZUE

「自分らしく働くため」のキャリア支援に注力。キャリア開発セミナーを海外で企画するなど、キャリア教育のグローバル化を図っている。楽観主義と適応力が長所だと、自分では思っているのですが。。^^;