
マレーシアに来て、3日め。
可愛い息子たちは、どうしているのかしら。心配でならない私がいます。
わが家ではクリスマスから数日を、息子2人とネコ1匹だけで、過ごしていました。
今日から夫が自宅に戻り、男所帯で年末年始を過ごします。
下の息子は高校受験、そんな大事な時期のお正月…「母親が海外に行っていていいのか?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は自分で言うのもなんですが、非常に子煩悩で親ばかです。息子たちが小さな頃から、幼稚園に預けることすら心配で、子育てをした方なら、そんな母親の心情をご理解いただけるかと思います。
長男を出産したばかりの頃、私が仕事に行くと、すぐに熱を出すので大好きだった学校の教職を辞めました。台所で家事をしている時も、私の膝下に子猿のようにくっついていました。甘えんぼでおしゃべり、3年後に次男が生まれてお乳をあげていると、長男はうさぎのぬいぐるみにお乳をあげていました。。本当に可愛かったです。夫も両親たちも、家族総動員で子育てを助けてくれました。高校生と中学生になった今でも、兄弟はとても仲良しです。
息子たちが小学生になって、私がPTAの会合で夜、数時間、家を空けるだけでも、これまた心配でした。兄弟でお風呂に入って、ふざけている間に滑って転んで、骨折するんじゃないかとか、打ち所が悪かったらどうしようかとか、ありとあらゆる想像をして心配で世話を焼いて、どんな時も一緒にいましたし、私が一緒にいたかったのです。
それでも小学生の高学年に差しかかる頃から、少しずつ分かってきたことがありました。親や家族だけで、子ども達を見守り育てることが難しいってことが。。小中学校の先生や地域の方々に大変お世話になって、現在の息子たちがあります。
写真は昨年、シンガポールに一緒に旅した時のものです。少しは男らしくなってきたようにも思いますが、母親からすると心配は尽きません。
この頼りない~薄い背中で、数年後にはこれまで以上に厳しい社会で生きていかなければならないのに、大丈夫なのかしら。。
親の目の届かないところで、世の中に育ててもらう時期が近づいてきています。
あれこれ世話を焼くよりも、生活力を身につけて自立させないと、本人達が困ることになるでしょう。
長男は来年大学受験で、東京で一人暮らしを希望しています。次男は今年一年で見違えるほど背が伸びて、実は長男より家事能力があります。学校は冬休み。。そんな二人が、数日間を自分たちだけで過ごせない訳がないではありませんか!二人に求めたのは、戸締り、火の始末、みぃちゃん(ネコ)の世話。自分たちと周囲の命を守ることだけです。一回くらいは洗濯しなさいっとも言ってきたけど。
それでも親としてはやっぱり心配で、信頼のできる人に様子を見に行ってもらったり、食事を差し入れてもらったり、実姉に頼んでおいたり、ネコのゲロを踏んで滑って転んで、頭を打たないかと想像したり。。少し距離感をもって息子たちに関わることの難しさを感じている、今の私がいます。
年末年始、私が家にいないことで夫には少々気の毒ですが、息子たちは不便ながら~自由な日々を過ごしていることでしょう。
メルマガに「私にとって教育とは、祈りです。」と綴りました。
子育ても、祈りです。どうか無事に、健やかに成長しますように。
マレーシアにいても、どこにいても、私は祈り続けています。