ランカウイ島からの手紙

海外事業・マレーシア
01 /19 2015
 わが家のブロック塀の草

毎日寒いけど週が明けました。おはようございます。
今年の年始は、マレーシアのランカウイ島で過ごしていました。ここ数年は年に何回か海外に出向きますが、今回初めて思いついて、滞在先から日本の友人へ絵はがきを送ってみました。1枚余分があったので、自分にも宛てて送ってみました。そうしたら一昨日、届きました!確か1月3日に発送したので、2週間かかって届いたことになります。

何日後かの帰国していている自分(ロマンチックに表現すると未来への自分)に宛てて綴ったものが手元に届いたのです。
How do you feel now?
What do you find out?
How do you think it?
What do you feel?
Have a beautiful day in your home!

当時は簡単な英語の問いかけが出てきて、現在の私は日本語で答えます。
とても安心していて、自分の内部に良く気づけます。
庭のブロック塀の隙間に生えている草や、ユキヤナギの芽が膨らんでいるのを見つけました。
自然の営みや循環に畏怖します。
命のたくましさや健気さを感じます。
Sure! 私は光あふれる小さな庭を眺めながら、ネコのみぃちゃんと穏やかで美しい日を今、過ごしています。


今日の午後は晴れてきそうですね♪ 感謝しつつ、今週もがんばろうっと。

キャリア開発ワークショップ・クロージング

海外事業・マレーシア
01 /17 2015
 ランカウイの蓮

ワークショップのクロージングは、「所期の目的は達成できたか?」「今後の具体的な方策があるか?」「このワークショップに参加して何が得られたのか?」、そんな問いかけをしながら質疑応答も踏まえて、終了していきます。


昨年も思いましたが年末年始、参加者と分かち合った貴重な体験は、一生消えることがありません。参加された方々の何人かは日常の環境に戻ると、元の自分に戻っていくような感覚を覚えると言われますが、体は記憶しています。

見つけたこと、異国の音や空気、風の匂い(一昨年マレーシアを体験した、わが息子達はドリアンの匂いを「マレー臭」と言って嫌っております。)食べたもの、ふれたものは感情と共に現在の自分の体の中にあり、明日への資源となるのです。


同じ日はないですし、今日の自分と明日の自分は違います。私たちは日々、変容し成長しています。自分で変わって、自ら成長していけるのです。ただ、習慣化された日常は根強いので、一週間程度のワークショップに参加したところで「変わった感じがしない」とか「元の自分に戻ってしまい成長してない」とか思われる方も、いらっしゃいます。
でも、ご安心ください。徐々に自然に、その方のペースで変容していきます。治癒していきます。成長していきます。

マレーシアでのキャリア開発ワークショップを終えて、私は「人と出会うということ」は奇跡だと感じています。


実は、個人対象のキャリア開発ワークショップは、この度のマレーシアをもって、一旦クローズします。今後は対象者やワークショップの目的と効果を標準化して、再スタートする予定です。

これまで、ご参加くださった「奇跡の友」(私が勝手に名づけました)には、感謝の気持ちでいっぱいです。また、お互いが必要な時に、出会えますように。。それぞれの新たな目標に向かって、旅立ちましょう!




キャリア開発ワークショップの進め方

海外事業・マレーシア
01 /06 2015
   
マングローブの森,2015年1月3日撮影

このワークショップ(WS)は、キャリアコンサルティングのシステマティック・アプローチに沿って進めています。

まずは現状把握と、自己認識を促し、主訴を掴みます。
参加者の年齢や経験、環境が多様なこのWSは、この段階に時間を費やします。初対面の方もいますし、疲れが溜まっている方もいて、どんな場になるのか、非構成的エンカウンターの要素を含みます。

なので、参加者の「今」の状況によって展開が変わってくるのですが、(自分を理解することで、WSが終わる場合もあります。)、キャリアコンサルティングの進め方では、ご本人が「どうしたいのか?」「どうなりたいのか?」を確認して、今後の方向性や目標を明確化します。

今後については、長々と関われない場合も多いので、本人の目的以外のことは、さわりません。目的に適う情報提供やガイダンス、行動プランを提案することもありますが、選択や意思決定は本人の自由です。


アクションプランが出来れば、コーチングの手法が有効です。コーチングの目的は「行動変容」なので、必ず結果が出ます。コーチングは私が得意とする手法で20年以上使ってきましたが、「本当に変わってしまう」し、リスクと責任が伴います。「分かってるけど、出来ないこと」「やってみたけど、上手くいかないこと」って、あるでしょう。

そこで役立つのは、カウンセリングスキルと心理療法のアプローチです。来談者中心療法をベースに進めてきました。

キャリア開発WSは、これまで私が学んできた、全ての知識や技術を集めて提供しています。もちろん、まだまだ勉学は続きますが、学んだことはすぐに実践すること、私が出来ることで少しでも社会の役に立てるなら幸いと思い、学び続けてきました。


この度(2014年末~2015年始)のWSを終えて、一区切り着いた気がしています。今後の方向性や提供の仕方など、次のステージが見えてきたように思います。
これまで参加してくださった方々に、感謝です。



マレーシアでの祈り

海外事業・マレーシア
12 /28 2014


マレーシアに来て、3日め。
可愛い息子たちは、どうしているのかしら。心配でならない私がいます。

わが家ではクリスマスから数日を、息子2人とネコ1匹だけで、過ごしていました。
今日から夫が自宅に戻り、男所帯で年末年始を過ごします。
下の息子は高校受験、そんな大事な時期のお正月…「母親が海外に行っていていいのか?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は自分で言うのもなんですが、非常に子煩悩で親ばかです。息子たちが小さな頃から、幼稚園に預けることすら心配で、子育てをした方なら、そんな母親の心情をご理解いただけるかと思います。
長男を出産したばかりの頃、私が仕事に行くと、すぐに熱を出すので大好きだった学校の教職を辞めました。台所で家事をしている時も、私の膝下に子猿のようにくっついていました。甘えんぼでおしゃべり、3年後に次男が生まれてお乳をあげていると、長男はうさぎのぬいぐるみにお乳をあげていました。。本当に可愛かったです。夫も両親たちも、家族総動員で子育てを助けてくれました。高校生と中学生になった今でも、兄弟はとても仲良しです。

息子たちが小学生になって、私がPTAの会合で夜、数時間、家を空けるだけでも、これまた心配でした。兄弟でお風呂に入って、ふざけている間に滑って転んで、骨折するんじゃないかとか、打ち所が悪かったらどうしようかとか、ありとあらゆる想像をして心配で世話を焼いて、どんな時も一緒にいましたし、私が一緒にいたかったのです。

それでも小学生の高学年に差しかかる頃から、少しずつ分かってきたことがありました。親や家族だけで、子ども達を見守り育てることが難しいってことが。。小中学校の先生や地域の方々に大変お世話になって、現在の息子たちがあります。

写真は昨年、シンガポールに一緒に旅した時のものです。少しは男らしくなってきたようにも思いますが、母親からすると心配は尽きません。
この頼りない~薄い背中で、数年後にはこれまで以上に厳しい社会で生きていかなければならないのに、大丈夫なのかしら。。
親の目の届かないところで、世の中に育ててもらう時期が近づいてきています。
あれこれ世話を焼くよりも、生活力を身につけて自立させないと、本人達が困ることになるでしょう。

長男は来年大学受験で、東京で一人暮らしを希望しています。次男は今年一年で見違えるほど背が伸びて、実は長男より家事能力があります。学校は冬休み。。そんな二人が、数日間を自分たちだけで過ごせない訳がないではありませんか!二人に求めたのは、戸締り、火の始末、みぃちゃん(ネコ)の世話。自分たちと周囲の命を守ることだけです。一回くらいは洗濯しなさいっとも言ってきたけど。

それでも親としてはやっぱり心配で、信頼のできる人に様子を見に行ってもらったり、食事を差し入れてもらったり、実姉に頼んでおいたり、ネコのゲロを踏んで滑って転んで、頭を打たないかと想像したり。。少し距離感をもって息子たちに関わることの難しさを感じている、今の私がいます。

年末年始、私が家にいないことで夫には少々気の毒ですが、息子たちは不便ながら~自由な日々を過ごしていることでしょう。


メルマガに「私にとって教育とは、祈りです。」と綴りました。

子育ても、祈りです。どうか無事に、健やかに成長しますように。
マレーシアにいても、どこにいても、私は祈り続けています。


第3回キャリア開発ワークショップ in マレーシア

海外事業・マレーシア
12 /26 2014
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海外で「自分らしく働くための」キャリアプランを立てませんか?
第3回キャリア開発ワークショップ/マレーシア
ということで、私は現在マレーシアに来ています。

このWSについては「どんな内容なのか」お問い合わせも多少あるので、ちょっとばかり、ご説明しておきたいと思います。
対象は国際的な働き方に興味がある人、英語を使って仕事をしたい人、日常を離れて自分の働き方を見直したい人、もっとチャレンジしたい人、自分の能力を活かしたい人など…要するに、どなたでも参加できます。

多様な方々を対象にしていることで、提供する内容は一律にはいきません。参加者は年齢も経験も、受講目的も違いますからね。
それでも丁寧に場を創り、現状を把握して能力を整理、興味を引き出して、今の課題を明確にしていくことが、このWSの大きな目的です。

鷲は目的を定めたら、集中して的を外しません。揺らがない強さの象徴として、私はランカウイ島に行ったら写真の鷲に必ず会いに行きます。


今年から帰国後も、今後の道しるべとなるように、ビジョンボード「自分マップ」を作成して、持ち帰ってもらおうと考えています。上の写真は、海外らしいデザインが気に入って私が購入したスケッチブックとクレヨンですが、デザインと色彩が豊富な文房具店を見つけたので、参加者にはご自身で選んでいただこうと思っています。200円ほどのスケッチブックでも、選択する自由とささやかな幸福感を味わってほしいのです。

いよいよ来週から始まるワークショップは、年明け5日まで続きます。このブログとFBで、少しですがエッセンスをシェアしたいと思います。

マレーシアは常夏の国で今は雨季。
これを読んでくださる方々の気分転換になって、南風を感じてくだされば幸いです。






HISADA KAZUE

「自分らしく働くため」のキャリア支援に注力。キャリア開発セミナーを海外で企画するなど、キャリア教育のグローバル化を図っている。楽観主義と適応力が長所だと、自分では思っているのですが。。^^;